番外編③ 快晴の摩周湖
北海道の東側、釧路からJRとバスを乗り継いで約2時間弱かかる場所に『摩周湖(ましゅうこ)』という湖があります。
私は、まだ生まれてなかったので知りませんでしたが、布施明さんの『霧の摩周湖』という曲がヒットするまでは、あまり人々に知られていなかった湖の様です。
世界で2番目に透明度が高いのだそうです。
とても綺麗な湖であるにも関わらず、霧で湖面が見えない日が多いため、
晴れた摩周湖を見ると、「婚期が遅れる」、「出世できない」「カップルは別れる」などの伝説があるそうです。
私は「婚期が遅れ、晩婚になる」という噂だけ知っていました。
初めて、女友達と二人で摩周湖に行ったのは、真夏の8月でした。
JR摩周駅に着いた時には、少し雨が降っていました。
友達と顔を見合わせて「(晴れてないから)大丈夫そうだね〜」とのんきに言っていましたが、摩周湖が近づくにつれ、雲がほとんど無くなり、快晴になってしまいました。
「………。」
湖面は『摩周ブルー』という表現の通り、青空を写した鏡のように真っ青でとても綺麗でした。湖の周りが崖になっていて、人々が近寄れないため、透明度が高いそうです。まさしく絶景でした!
「こんな綺麗なら(婚期が遅れても)仕方ないねぇ」と笑っていましたが、私は約1年後に、友達もその直後に結婚出来ました(笑)
かえって晴れた湖を見れた方が良かったのでは⁈と思っています。
二度目に訪れたのは、翌年の1月でしたが、その時も、出かけた時は曇っていたのに、湖に近づいた途端、快晴になりました。
冬の朝焼けの湖も大変綺麗でした。
霧の摩周湖伝説は、観光バスのバスガイドさんが、はるばる遠くから、旅行に来た方が摩周湖を見られなくても落ち込まないように作ったと聞きました。
それぞれの地域で、「カップルで行ったら別れる」などの様々な伝説がありますが、信じ過ぎず、気にしない方が良いかもしれませんね。