撤饌(てっせん)とは?

先日、お守りの返納の仕方をご紹介しましたが、先週、こんぴらさんのお守りを郵送で返納したところ、ナント!数日前に、このようなお返しの品が送られてきました。


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本来であれば、『撤饌(てっせん:別名おさがり)』は五千円以上の御祈祷をお願いした方でなければいただけない様なのですが、ご丁寧に、「家内安全・身体健全」の御祈祷までしてから送って下さって、大変感激いたしました。心から感謝いたします(^人^)


そこで、今回は、『撤饌』とはどのようなものか、ご紹介したいと思います。


『撤饌』とは「神様に捧げた御供物(おそなえもの)のお下がり」という意味だそうです。


神社の祭典の際には、御神饌(ごしんせん)を神前にお供えし、祭典を御奉仕するそうです。

その御神饌は、米、塩、水、魚、野菜、果物等の、人が食べられるものだけをお供えします。

一度神前に捧げて、神様に食べていただくことにより、食物に神様の力が宿ります。その食物の一部をお下がりとしていただいたものが『撤饌』です。


一度、お供えしたものですから、再度、家の神棚にお供えする必要はありません。

すべて口にすることにより、神様に近づき、その力を授かることができるそうです。


お米(神饌米)は、量が少なければ、家にあるお米と混ぜて炊いて良いそうです。


落雁(らくがん)は、そのままいただくのが苦手な方は、おろし金などで細かくして、料理やお菓子に加えると良いそうです。

落雁レシピの例》
・クッキー

ドーナツ

・パウンドケーキ・パンケーキ

・くず餅


御神酒(おみき)は、そのままいただくか、苦手であれば、料理酒として使う・身体を清めるために湯船に入れる・庭を清めるために庭に撒く、などの方法があるようです。


以上、『撤饌』は、神気を浴びたものなので、なるべく早めにいただくことが望ましいようです。