暦の読み方②〜天赦日・一粒万倍日・寅の日とは?

先日は、『六曜』と『十二直』についてご紹介しました。本日は、ラッキーな日としてよく耳にする『天赦日』『一粒万倍日』『寅の日』などについてご紹介したいと思います。(これらはすべて金運UPに良い日とされています)


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【天赦日(てんしゃにち・てんしゃび)】
●年に5〜6回しかない、最強開運日
●百神が天に昇り、天が万物の罪を赦す(ゆるす)日。 
●神様へ感謝し、更なる加護を得る日。よく深いのは良くない。
●この日始めたことは成功する。
宝くじの購入や財布の新調・使い始めなど金運に関すること、結婚や結納、出生届、開業、引越しが吉。
●2021年の『天赦日』
①1/16(土)  ②3/31(水)  ③6/15(火)
④8/28(土)  ⑤10/27(水)  ⑥11/12(金)

【一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)】
●種まきの日。この日まいた種は万倍の実りになる。悪事の種も万倍に。
お金を出すこと、仕事始め、開店・開業、納車、種まき、お財布の購入・使い始め、新しい物を使うことが吉。
●借金や人から物を借りることは、苦労の種が万倍になるため凶。
●『一粒万倍日』は数が多いことから、他の暦注と重なる場合がある。
吉日と重なったら、一粒万倍日の効果が倍増し、凶日と重なったら半減する。
●流派により、日付が異なる。

【寅の日(とらのひ)】
●虎は「千里行って千里戻る」ことから、「旅立ちに良い日」であり、「お金を使っても戻ってきてくれる日」である。
毘沙門天が「虎の年、虎の月、寅の日、寅の刻」に出現したことから、寅の日に、金運・商売繁盛のご利益がある毘沙門天がまつられている神社仏閣に行くと良い。
●財布の購入、使い始めが吉。
結婚、葬儀は凶。

【巳の日(みのひ)】
●芸術・財運をつかさどる『弁財天と縁のある日で、弁財天の使いである蛇にお願いすれば、金運・財運がUPするため、弁財天がまつられている神社仏閣に行くと良い。
●特に、60日に1日やってくる『己巳(つちのと み)の日は、『巳の日』の中でもさらに縁起が良く、財を授かる日、人材に恵まれる日、と言われる。
●財布の購入・使い始め、銀行口座を開設すること、宝くじの購入が吉。

【甲子の日(こうしのひ)】
財運・金運・商売繁盛『大黒天』と縁のある日のため、大黒天がまつられている神社仏閣に行くと良い。
●縁結びにも良い日。
●大黒天が鎮座するため、この日から始めた仕事は60日間で成就する、と言われる。
新しく始めたことは長続きする。
お金にまつわること、告白・付き合い始め・婚活・結婚が吉。

【酉の日(とりのひ)】
●収穫の作用が強く、結果が生まれ、金運が強くなる日。
●集金・換金が吉。

その他、凶日・凶期間として
【三隣亡(さんりんぼう)】
●「この日新たに始めると、三軒隣までほろぼす」の意味のため、要注意!
●引越し、移転、建築関係(地鎮祭)、高所作業、入籍は凶。

【土用(どよう)】
●土(変化)の気が強く、不安定な期間。
●開店・開業、引越し、移転は凶。
●年に4回(春夏秋冬)ある。
●2021年の『土用』
①4/17(土)〜5/4(火)
②7/19(月)〜8/6(金)
③10/20(水)〜11/6(土)
④1/17(月)〜2/2(水)

個々の占いではないので、日の占いには興味がない方もいると思います。
しかし、日本の暦には、毎日意味があり、それを知ると大変おもしろいです。
当たるか当たらないかは分かりませんが、行動や実践をする際のヒントにしてはいかがでしょうか。