『すめらぎいやさか』とは

2月23日は、天皇陛下の61歳のお誕生日でした。

前日の2月22日に、記者会見が行われ、ご覧になった方も多いことでしょう。


私は、2月23日になってから、YouTubeで会見を拝見させていただきました。


記者からの質問に、メモを見ながらですが、丁寧にお答えになっていらっしゃいました。

国民の気持ちに寄り添い、皇后さまや愛子さま眞子さまをお気遣いになるお言葉には、優しいお人柄が滲み出ていらっしゃって、大変感銘を受けました。

お顔にもツヤがあり、61歳とは思えない若々しさも感じました。


YouTubeのコメント欄を見ながら拝見していると、『すめらぎいやさか』と書かれている方が多くいらっしゃいました。

すめらぎいやさか』とは、いったい何を意味するのか、調べてみました。


漢字だと『天皇彌榮』と表記されるようです。

天皇→「てんのう」は音読みですが、日本古来の大和言葉では「すめらぎ」と読んだそうです。

彌榮→今の漢字に直すと「弥栄」と書いて「いやさか」と読むそうです。

『彌』は「ますます」「広くゆきわたる」の意味があり、

『榮』は「栄える」という意味ですから、

『彌榮』は「ますます栄える」という意味です。


心から、天皇陛下のお誕生日をお祝いし、天皇の御世がますます繁栄し、末永く続きますように、と願った言葉だったのですね。

古来からの日本人の願いが込められた『すめらぎいやさか』という言葉を、心に刻んでおきたいと思います。



【おまけ】

2月11日の私のブログで、今上天皇の祈りの素晴らしさについて触れましたが、今回たまたま、天皇について調べていたところ、このような面白そうな本を発見しました。興味のある方はぜひお読みになってみて下さい。

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タイトル:『今上天皇の祈りに学ぶ

著者:たけもとのぶひろ

出版社:明月堂書店

発売日:2018年10月1日

定価:2037円(税込)

内容詳細:

2016年8月8日に公開された天皇陛下のビデオメッセージ。その一言一句にこめられた“祈り”とは。日本国民の心と共振する“思い”とは。天皇・皇后両陛下の胸打つお言葉の数々と日本国憲法条文が切り結ぶ新しい「この国のかたち」。過激派の教祖が、その荘厳かつ痛切な思いを、虚心に読む。