プロフィール その4

H先生には、本当に色々なことを教えていただきました。今思い返しても感謝の気持ちでいっぱいです。


私は、中学3年に引き続き、高校に入ってからも周りとなじめず、3年間、いつもクラスで孤立していました。そんな私にこうおっしゃって下さいました。


〇〇ちゃんのことをどんな時も欠かさず、そばで見守って下さっている方がいるんだよ。だから一人じゃないんだよ!


H先生浄土真宗の布教師でしたので、いつも見守って下さる方は『阿弥陀さま』だとおっしゃいました。私も30歳までは、いつもそばにいて見守って下さる方は阿弥陀さまだと信じ切っていましたが、その後に別の考え方を知り、いつも見守って下さる方は『守護霊さま』であると認識しました。


とにかく、孤独だった私は、いつも近くに目には見えない尊いお方がいて、私のことを気にかけて下さっていると聞いたおかげで、「友達がいなくても、心の中に話し相手がいるから大丈夫なんだ!」と開き直って生きていくことが出来たように思います。


その他、当時、H先生から聞いて心に残っているのは以下の言葉です。


●たとえ赤ん坊のうちに亡くなったとしても、お腹の中で流産で亡くなったとしても、この世に生まれようとして来る方達には全て意味があり、大切な存在なんだ。


●どんなにつらく無理だと思っても、自分に乗り越えられない壁はない。だから、絶対に自殺してはいけない。


●0(ゼロ)という視点を大切に。右にも左にも偏らず、中道(ちゅうどう)を歩むことが大事。


聞いた当時は、なぜこれらのことが大事なのかは、正直よく理解できていませんでした。

30歳を過ぎて、別の視点からの考え方を学んで、初めてH先生の言葉が腑に落ちることになりました。