番外編② コウ神社
番外編では、私が23歳から30歳までの独身時代に起こった『不思議なエピソード』について書いています。
最近の芸能界で、『櫻井翔神社』『松坂桃李神社』が話題になっていますが、私も『コウ神社』かもしれません(笑)
上記は、俳優の櫻井翔くん・松坂桃李くんと共演した女優さんや俳優さん達が、次々に結婚していくという伝説ですが、私も知るところ1組だけですが、私が縁を取り持って結婚したカップルがいます。
新卒で同じ職業に就いた女性のNさんとは、同じ大学出身でした。
Nさんとは、違う職場でしたが、私と同じ職場の男性Tさんと、Nさんと同じ職場の男性Sさんは皆同期で、研修などで頻繁に顔を合わせたため、就職1年目は、4人でよく遊びました。
就職2年目以降は、研修もなくなったので、NさんやSさんとはほとんど会わなくなりましたが、年1〜2回は会う機会がありました。
就職4年目くらいだったでしょうか。また皆で会う機会があり、私はSさんとNさんの乗る車に同乗させていただくことになりました。帰り道、Sさんの車をNさんが運転し、Sさんは助手席に乗り、私は後部座席に乗りました。
遊び疲れて、私が後部座席でうたた寝したのを確認したのか、前の方でひそひそ話が始まりました。
その声はどんどん大きくなり、なぜか喧嘩腰になりました。
私はここで目覚めましたが、二人の話に入ってはいけないと感じたので、寝たフリをしました。
その会話が、気づけば甘い口調になり、最後にはプロポーズの様になっていました‼︎
さすがに私は、目を丸くして飛び起きました。
「というわけで、私達、結婚することになりました!〇〇さんのお陰だよ!」と言われました。
私は、2人が付き合っていることすら知りませんでした。Sさんの車をNさんが運転し始めた時点で何かアヤシイとは感じましたが。
まさか、結婚する仲になっていたなんて‼︎
流石の櫻井くんや松坂くんも、縁結びはしたかもしれませんが、目の前でプロポーズを見たことはないでしょう。
私は、二人に、口では「おめでとう!良かったね‼︎」と祝福の言葉を言い続けたものの、心の中は複雑でした。
その時、私には彼氏がおらず、結婚したくて仕方なかったのに、全然出来る気配がなかったから、目の前で上手くいったカップルを見て、ただ単に嫉妬してしまいました。
相手の幸せを心から喜ぶことが、徳を積むことになる、と今なら理解できますが、今もまだ、他人が幸せになると、うらやんでしまう波動の低い自分から、中々脱却することができません。
スピ会で有名な、かの美輪明宏さんは、「人間は、毎日紙1枚分の厚さしか前に進めない」と言われたそうです。
紙1枚分でも、昨日よりは今日、今日よりは明日、少しでも、人間的に成長した自分になりたいものです。