正観さんに叱られた?

夫に借りた本が面白くて、小林正観さんにハマり、夫が揃えていた正観さんの本やCDなどの音声をたくさん見たり聞いたりしました。


ある時、近くで正観さんの講演会が開かれると知り、夫と、夫の友人の3人で参加することになりました。それは、まだ結婚して

1年目くらいの時でした。

2時間くらいの講演会でとても楽しく拝聴させていただきました。


それから半年後くらいに、今度は「5時間講演」というのが開かれることを知りました。この講演会には、「正観さんの本を○冊以上読み、音源を○時間以上聞いた人」という参加条件がありました。(だいぶん前のことなので、○の数字は忘れてしまいましたが。)

私達夫婦は、その条件をクリアしていたので、早速5時間講演を申し込みました。

5時間講演の内容は、本やCDで知っていた話の他、まだ本に書かれていない新しい話などもあり、時間を忘れるくらいあっという間の楽しい講演でした。

その講演会の後、正観さんを囲んで懇親会が開かれると聞き、初めて出席させていただくことになりました。

会場にほぼ1番目くらいに着いた私と夫は、受付を済ませた後、どこに座ろうかと迷っていました。

すると主催者の方が「正観さんは、ここに座ることが決まっているので、近くに座った方がいいですよー!」と言って、正観さんが座る予定の向かいの席を薦めてくれました。

そこに座り、他の参加者の方や正観さんが揃うのを待っていました。


始まる時間になって、本当に正観さんが、私達の向かいの席に座りました。

だいたい、正観さんの近くに座る方達は、相談事や悩み事のある方で、正観さんの両脇に座った方達は、ご自分のお悩みを相談されていました。


私達夫婦は、特に悩み事や相談事があるわけでもなく、ただ、向かいの席を薦められたまま座っていただけでした。

特に、話したいことがあったわけでもないのに、せっかく正観さんの前に座る機会を与えていただいたのだから、何か聞いてみなくちゃ、と焦って、私は話の口火を切りました。


先ほどの5時間講演でも、何度も話に出ていた「頼まれごとをこなしていくと、それが使命や天命になる」という話について、聞いてみることにしました。


「私には、なかなか『頼まれごと』が来ないのですが、どうしてでしょうか?」と私は聞きました。

すると、正観さんは「あなたの人相が良くないからではないですか?」と言われました。

「えっ…⁈」

私は言葉を失いました。

「あなたの顔は縦の線が多い」と言われました。

私は、高校生の頃からすでに、顔のほうれい線が深く、かなり年上に見られていたので悩んでいましたが、それを正観さんに指摘されて大変ショックを受けました。

要は、「顔の縦の線が多い」ということは、普段から『不平不満・愚痴・泣き言・悪口・文句』の『五戒(ごかい)』を言い続けている、と面と向かって言われたようなものです。

正観さんは、常日頃から「五戒を一切口にしない生活を3〜4カ月続けていると頼まれごとが始まる」とおっしゃっていました。

私はそれを知っていたにも関わらず、調子に乗って聞いてしまい、墓穴を掘ってしまったのです。


そのさらに半年後に、また正観さんの講演会があり参加しましたが、前に言われたことがショックで楽しめませんでした。

それからは、正観さんの講演会に行くことが出来なくなってしまいました。