結婚に至るまで その1
私の周りの友人達の結婚適齢期は、26〜28歳でした。
独身の頃は友人が多かったので、この期間は、年に何回も結婚式に呼ばれ「結婚式貧乏」になりました。
私は、かなり強い結婚願望がありましたが、見た目も心もブサイクで、ずーっと彼氏がいなかったので、友人達から結婚式の案内が来る度に、惨めな気持ちになり「私も早く結婚したい!」と焦っていました。
28歳になっても、良い出会いは中々なかったので、思い切って『結婚相談所』に登録しました。
相談所の独断で、学歴や趣味などを見て、「この方はいかがですか?」と3人ほど紹介してくれました。
私は選んでいる場合ではなかったので、次々と相手の方に会ってみました。
ユースホステル通いのお陰で、無口な男性とも緊張せず積極的に話せたので、お見合い相手と会う時も、相手を退屈させない様に気遣い、色々な話ができた様に思います。
でも、ピンと来た方は一人もおりませんでした。
30歳目前で「お見合いは諦めようかな〜」と思った矢先、結婚相談所主催の『お見合いパーティー』があるので、出席しませんか?というお誘いの電話が来ました。
私はそれまで何度か、情報誌などで募集していた『出会い系パーティー』にも参加したことがありますが、そこは男性のサクラが多く、一度もうまくいった試しがなかったので、「今回もあまり期待しないで行こう。そして、今回出会いがなかったら、もう結婚相談所はやめよう」と思って行くことにしました。
当日のパーティーでは、まず男性が約30人、女性も約30人が横に並んで立ち、対面しました。
その時、私の向かいあたりに立った男性を見て「この人、好みだな」と思っていました。
その男性の自己紹介の順番が来ました。
彼は「よく笑い、おっとりしている女性が好きです。」と言いました。
「それは、私のことかも!」
いわゆる『ビビッ』と来ました。
(死語でごめんなさい)
その相手が今の夫です。