人生はシナリオどおり〜小林正観さんの言葉

アナグラム②のところで、少しご紹介しましたが、自分の名前には使命や役割が隠されている、と小林正観さんはおっしゃっていました。

なぜなら、私たちは生まれて来る前に、あの世で、次の人生はどのように生きるのか『シナリオ』を書いて、名前まで決めて来る、というのです。


正観さんは、唯物論者として、多くの事実を突き詰めていった結果、宇宙に存在する大きな事実が三つあることに気づいたそうです。


一つ目は、「神・仏・守護霊・精霊というものが存在する」ということ。

二つ目は、「生まれ変わり、輪廻転生というものが存在する」ということ。

そして、三つ目が「人間は生まれてくる時に、自分が生まれてから死ぬまでのシナリオを全部書いてきた」ということ。

これが宇宙的事実の大きな三本柱だそうです。


私たちは、自分の意志で方向を選択しているように感じますが、実は生まれる前に決めた通りの人生が、目の前に展開しているだけのようです。

未来が確定的に存在しており、その一部に「病気」や「事故」や「トラブル」も存在し、終わりに「死」が存在している、というしくみのようです。

     

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私は中学3年生から高校3年生まで、父親とほとんど口をきかずに過ごしました。

なぜかというと、中学3年生の時、生まれて初めて、父親の転勤で、生まれ育った町を離れなければならなくなったからです。

それまでの中学校は、1学年2クラスの小さな田舎の学校で、ほとんどが小さい頃から知っている仲の良い友達ばかりでした。

ところが、転校した先の中学校は、ヤンキーの多いギスギスした学校で、人見知りの激しい私にはなかなか馴染めませんでした。

中学3年の5月に修学旅行があり、私は一人も仲の良い友達が出来ないまま行ったので、全く思い出が残っていません。

その後も、地元の高校に進みましたが、波長の合う友達があまり出来ず、クラスでいつも一人でした。


「私の人生が急につまらなくなったのは、父親が転勤したせいだ!」と、4年間父親を恨みました。

『人生はシナリオどおり』という事実をこの時に知っていたら、父親を4年間も恨むことはなかったのに、もっと早く許すことができたのに…と後悔しています。

しかし、この時に、生まれて初めて「人生は思い通りにいかない!」とわかったからこそ、のちに多少の困難があった時でも乗り越えることが出来たのだと思います。

「人生に無駄はない!」なぜなら、自分で色々と学びたくて、シナリオまで書いて、この世にやって来たのだから。

ーーーそう信じて、これからも生きてゆきます。