なぜ、子どもがいないのに仕事を辞めたのか?

●夫は自営業、私は転勤族


字の通り、結婚前は、夫は自営業、私は転勤族でした。しかも、住んでいる場所が、お互いの家から車で片道1時間半もかかる場所でした。

自営業の夫には、持ち家がありましたので、結婚後に私が仕事を続けるとなると、夫の家から通勤時間だけで往復3時間かかります。

夫と交際当時の私の睡眠時間は3〜4時間で、いつも眠い状態でした。例えば、私が通勤で車を3時間も運転するとなると、途中で居眠り運転をしてしまいかねません。

通うのは無理でした。


転勤族なので、夫の家の近くに希望を出しましたが、より遠い勤務先しか空いていないと言われ、断念しました。


●仕事を辞めたい気持ち7割、続けたい気持ち3割


独身の時は、仕事がつらくて、早く辞めたいと思っていました。でも、いざ結婚が決まると、余裕が出てきたのか、続けたい欲求も現れてきてしまいました。

女性にしては高収入だったことや仕事のやり甲斐があったこと、一度辞めたら再度やるには試験をパスしなければならない(年齢制限あり)ことなどがネックとなりました。


でも、やはり、距離的に通うのは難しいし、次の転勤先が決まるまで夫と離れて暮らすのもイヤだったので、仕事を辞める決意をしました。


●専業主婦に憧れていた


私の母が、ずっと専業主婦で、私が学校から帰るといつも家にいてくれました。

子どもがいない日中は、習い事をしたり、買い物に行ったりして楽しそうでした。

多趣味な私は、仕事を辞めたら、あんな趣味をしたい・こんな習い事をしたいなどと妄想していました。

母親がバリバリ働くキャリアウーマンだったら、また理想が変わったかもしれませんが、専業主婦はラクで楽しそうだな、と思ってしまいました。


さらに、私と同業種だった女の友人が、先に結婚して専業主婦になっていたのですが、彼女のところに遊びに行った時、ゆったりと自由な生活をしていて、うらやましく思いました。


結果、専業主婦への憧れが強く、仕事をスパッと辞めることになりました。