2020-01-01から1年間の記事一覧

番外編① 雷に打たれる

私は、大学に入る前に一浪しましたので、就職したのは23歳の時です。就職して2年目くらいから、結婚する30歳までの間に、長期休みを利用して、年1回は必ず『国内一人旅』を楽しみました。プロフィール その4に書きましたが、「私をいつもお守り下さっている…

プロフィール その7

大学のキリスト教の授業で最も印象に残っているのは、神父様が紹介して下さったある絵本の話です。シェル シルヴァスタイン 作本田 錦一郎 訳『おおきな木』です。(こちらの本は現在絶版で、新しいものは村上春樹さんが訳されているそうですが、まだ読んだこ…

プロフィール その6

大学は、キリスト教の大学に進みました。ずっと、浄土真宗(仏教)の教えは学んでいましたが、聖書などはそれまで一度も読んだことがなかったので、比較のためにもとても勉強になったと思います。私は、H先生から、浄土真宗の布教師になる前に教会に通っていた…

プロフィール その5

忘れもしない高校3年の10月某日、私をお寺に連れて行ってくれた大好きな祖母が亡くなりました。祖母は3年前に脳出血で倒れてから、ずっと寝たきりでした。倒れたあと、意識は回復しましたが、身体が動かず、脳の言語中枢にも支障をきたしたため、言葉を発す…

プロフィール その4

H先生には、本当に色々なことを教えていただきました。今思い返しても感謝の気持ちでいっぱいです。私は、中学3年に引き続き、高校に入ってからも周りとなじめず、3年間、いつもクラスで孤立していました。そんな私にこうおっしゃって下さいました。「〇〇ち…

プロフィール その3

私は、父の転勤により、中学3年生で人生初の転校をしました。生まれてから中学2年生まで育った場所は、畑や田んぼに囲まれた田舎で、同級生達は皆素朴で心穏やかな人が多く、楽しく過ごすことができました。ところが、転校した先は、学校の廊下をバイクで走…

プロフィール その2

私の人生初のメンター(恩師、助言者、指導者)は、母親より少し年上の女性で、H先生と言いました。小学4年生当時、地元の浄土真宗・本願寺派のお寺では、地域の子ども達に仏様の教えを広めようと『日曜学校』という課外活動のようなものを企画していました…

プロフィール その1

物心ついた時から、「人は死んだらどこへ行くのだろう」とずっと考えてきました。はじめて死後の世界を意識したのは、同じ幼稚園に通っていた女の子が車にひかれて突然亡くなった時でした。「〇〇ちゃんはどこへ行ったのかな」と聞くと母は決まって「お空の…